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NEXCO総研

短時間異常降雨対応の集水ますの開発

短時間異常降雨とのり面排水

近年、短時間異常降雨が頻繁に発生しており,のり面崩壊のリスクが高まっている。高速道路におけるのり面崩壊の約半数は排水施設が関与しており,のり面排水合流部における溢水(いっすい)が問題視されている。そこで,合流部における溢水を防止するため,水理実験による溢水メカニズムの解明,溢水防止対策の検討を行った。

溢水発生のメカニズム

のり面排水合流部における溢水は,集水ますで生じる場合縦溝で生じる場合の2つに大別される。

 

新しい排水構造の一例

 新しい排水構造は、水理模型実験と現場排水実験により検討した。 水理模型実験により、新しい排水構造を検討し、試験的に現場施工を行い、排水能力の検証を行った。その結果、従来の排水構造に対して、約3~5倍の排水能力の向上を実現した。  
新しい排水構造(盛土タイプ)
 
※のり面勾配が急な場合でも排水構造は同様であるが、止水壁や減勢工等の仕様が異なる。