平成22年5月28日に開催された「平成21年度 土木学会総会」において、「生物多様性を守る高速道路地域性苗木による緑化~郷土の種子から森を創るシステムの開発と実用化~」 が、我が国の道路緑化技術として先進的な取り組みであり、持続可能なシステムの実用化が国家戦略に沿った生物多様性環境の創出に貢献したと認められ、「環境賞」を受賞しました。

【プロジェクトの概要】
高速道路におけるのり面の緑化は、周辺の自然植生への影響を考慮すると、その地域に自生する植物を使用することが望ましい。ただし、地域性苗木の使用には、種子採取・保存、発芽、育苗、植樹のノウハウが無いなどの課題があった。
本プロジェクトでは、建設予定地における種子採取に関したマニュアルを整備し、その発芽促進方法を確立し、さらに種子採取・苗木育成・植栽の一連のシステムを構築・適用して、移入種による遺伝子の攪乱を防ぐなどの生物多様性の保全に貢献した。本システムの種子採取・植栽においては、地域住民の積極的な参加につながるなど、地域連携や環境教育に寄与することが期待される。
