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NEXCO総研

地域性苗木の育成技術

 
● 計画から植樹までのマネジメント・システムを構築
 NEXCO総研は、建設予定地における種子採取に関したマニュアルを整備し、その発芽促進方法を確立し、さらに種子採取・苗木育成・植栽の一連のマネジメント・システムを構築しています。これにより、移入種による遺伝子の攪乱を防ぐなどの生物多様性の保全を図っています。

 
● 緑化に適した苗木を育成する緑化技術センター
 緑化技術センターで育成される地域性苗木が、地域の緑化に適している秘密の一部を紹介します。


より多く発芽できるように種子を精選・選別した後は、必要に応じて低温で休眠させ、良好な発芽に備えさせます。種の貯蔵は、種類に応じて、保湿低温貯蔵、密封低温貯蔵、乾燥低温貯蔵、室温貯蔵を選択します。 

市場に流通しない樹種など発芽が難しい樹種でも、播種前の発芽処理、発芽室における発芽促進、播種後の灌水・養生を適宜適切に行うことにより、よりよい発芽環境を整え、発芽を促進させます。

ビニールハウスの灌水タイマーは樹木に応じた適切な頻度でセットされ散水されます。 厳然と管理するビニールハウスで育成された苗木は、出荷前に順化ヤードで外気に慣らして鍛えられ、植樹環境への耐性が強化されます。


恒温冷蔵室


発芽処理 


発芽室における発芽の促進


播種直後の不織布による養生


ビニールハウスでの育成


順化ヤード

    
 

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