NEXCO総研は、地域性苗木を高速道路の緑化だけでなく、森林の保全や整備を進める会社や団体と協働して地域性苗木を生産する体制を整えています。
2012(平成24)年5月には水源涵養のために森林保全活動を推進するサントリーホールディングス㈱と、同年7月には名古屋市の都市近郊に分布する公園の樹林化を推進する郷土種子を活用したなごやの緑化及び生物多様性保全推進協議会と、地域性苗木育成の受委託契約を締結しました。
これらの苗木は、NEXCOの地域性苗木育成システムに準拠して育てられ、それぞれ2015年(平成27)年3月までに、各地域に還されました。
● サントリーホールディングス㈱から受託した地域性苗木の育成の概要
●郷土種子を活用したなごやの緑化及び生物多様性推進協議会から受託した地域性苗木の育成
「郷土種子を活用した名古屋の緑化及び生物多様性保全推進協議会」は、環境省中部環境パートナーシップオフィスと、名古屋市、地元NPO、有識者、NEXCO中日本で構成する団体として、2009年に設立されました。
NEXCO総研は当協議会と、地域性苗木の育成の基本契約を2012(平成24)年7月23日に締結し、当協議会ご指定の苗木の育成をNEXCO総研の緑化技術センター(滋賀県湖南市)で行い、2015(平成27)年3月までに全部出荷しました。
これらの地域性苗木は、名古屋市内の公園等の緑地に植樹され、緑の回復と拡大が期待されます。 |
 |
 |
 |
 |
種取りの様子 |
ミーティングの風景 |
植樹の様子(2014(平成26)年12月) |
植樹の様子(2014(平成26)年3月) |